2014年1月5日日曜日

新掃除機キター! 〜世界一長い掃除機インプレ

またしても、前回記事から4ヶ月も経ってしまいました。
書こうかな〜と思うネタがことごとくFacebook経由で流れていってしまいました。

しか〜し、今回ばかりは濃密なインプレ記事になりそうなので、こちらでレポートします。

実は、ご近所友達のKちゃんからお借りしておりました掃除機が「ElectroluxのErgorapido」なんですが、ウチが使い始めて約2年。さすがにバッテリーの持続時間が短くなってしまい、狭い我が家であっても全部の床を掃除する前に終わってしまうようになってしまいました。

思い立ったが吉日!
ネットによる事前調査を綿密に行った後、ビックカメラに買いにいきましたとさ!



買ったのは、またしても「Electrolux」現行最新機種のErgorapido Lithium ZB3013 です。

「え"っ!  どうしてDyson Digital Slimにしないの?」って。

それには私なりのワケがあるので詳しくは後述します。


なお、本記事は以下の条件に合致した内容になっておりますのでご留意くださいませ〜。

・掃除機を検討中の方
・デザイン家電好きの方
・吸気効率命の方


というわけで、
私の特徴上、今、書いている時点でめちゃんこ長~い記事になる予感がしますが、気の長い人はしばしお付き合いを。



1) 選ぶ着眼点

掃除機を選ぶためにはいろんな着眼点があると思いますが、
狭い我が家、じゅうたんもありますが、2,3畳くらいの大きさですから、あまり多くを求めませんのです。


・機動性

使いたい時に、さっと使えること。コードに絡むことなく隅から隅まで一気に掃除かけしたい。10分もあれば十分できる広さですから。
ちなみに、旧機種では自立できませんでした。
現行機種は、専用の充電スタンドが無くても単体で自立できるようになり、一時的に置きたい時にどこでも置けるようになりました。今までのは壁にかけたつもりがズルズルすべってガッシャーンってこともありましたっけ。(ゴメンね、床ちゃん)



・収納性

使い終わったらホース丸めたり分解して収納するとか苦手なんです。(というかそういうスペースがウチには少ないんだよね)
星飛雄馬のねえちゃんみたいに、部屋の隅っこにそっと立っていてくれればいいんです。
部屋の中においても場所を取ったりせず、存在感があったとしても家電然としていないたたずまいでないといけないのであります。(要求多いってか?)


上記の2点で、コードレスに絞られるのは自明の理。
しかし、次にあげる点が私の中では最も重要なんです。


・洗浄ができること

ズバリ申し上げましょう。「掃除機=ゴミを一時的に貯めるところ」をキレイに保つということは、ダニの増殖を激減させるだけでなく、吸気効率を最大限発揮させるための最高の機能といって良いでしょう。
左から、「ゴミケース、メッシュフィルター、紙フィルター」です。
これが全部水洗いできます。
詳細はのちほど〜!!


・充電池性能(種類・充電方法・満充電後のオートオフ)

中学の頃ラジコン少年だった自分。電気系統にもこだわる理由があります。

継ぎ足し充電してもメモリー効果の少ないリチウムイオン型であること。
充電時間はできるだけ短く、駆動時間はできるだけ長く保つこと。
常に充電し続けるような過充電はせずに、満充電後は自動的にOFFになること。

これは、前機種のErgorapidoがニッケル水素であったのに対し、新機種のErgorapido Lithiumはその名の通り、リチウムイオン電池に変更になりました。
充電時間は16時間→4時間と飛躍的に短くなったおかげで、朝掃除して使い切っても昼過ぎにはまたまたハイパワーで使えるというメリット。
また充電スタンドに未使用のまま数日も放置しても過充電にならないので電池にとってやさしいわけです。結果的には電池を本来の性能を保ったままメーカー公称値の寿命期間まで使い切ることが可能になるわけです。

※掃除機選びの着眼点には、他にもこんな点があげられるでしょう。
そこまで重要視しなかったイイワケと合わせて列挙してみます。

・パワー 吸い込み仕事率や、電力W数などで表現されてますが、私の家は90%がフローリングなので、ありあまるパワーは必要なっしんぐぅ。

・静音性 確かに音が小さい方がいいですね。その点D社の超高回転系の高音よりもE社の音が個人的には掃除機らしい音で気に入ってます。

・価格 掃除機に5万も7万もかけたくなかった。ただそれだけ。ただ、充電池の交換コストはとっても気にしてました。

・紙パックか否か 私は分解・洗浄などのメンテが好きなので、ワンタッチでポイの紙パックにはあまり興味がありませんでした。というよりフィルターをキレイに保ことで吸気効率を向上させ性能を100%導き出すかってことにソソラレルんですよね。
ヘンタイか、オレ?

・お掃除ロボは? 最近、売れているんですよね。しかし狭くて小さな段差があって机やイスが多い我が家では、仕事できるのは全床の5割くらいかも。2歳の娘が上に股がりお馬さんごっこやるだろうし。。。
お掃除ロボはあくまでサブ。メイン機が別にあるのが理想でしょう。フローリング部屋が複数ある家向きなのでしょうか。いつかはつかってみたいけどね。

・排気のクリーン度合 コレを売りにしているキャニスター式掃除機の多いこと!
正直、コードレス型にはこの機能を盛り込むことは期待できませんが、私はゴミをなるべく溜めない(=ゴミケース・フィルターは常にキレイ)ことで、排気の汚れ具合を精神衛生上はきれいなものと思い込んでます。

選ぶポイントはググればいろんなサイトが出てきますので、総合的比較はコチラなどいかが?





2) デザイン

旧機種を使っていたこともあり、こんな小さいところまで改良の手が加えられているのかぁ!!って思わずうなってしまうことばかり。



まるではこフグのような、本体ユニットです。
なぜにド派手なオレンジを使ったのかは謎ですが、だんだんと目が慣れてきました。
外国家電というのは、日本製には無い配色で存在感というか差別化を醸し出してますな。

しかーーーーし、
こうした見た目の中にも、実は機能が隠されていることに!!


左が旧機種。右が新機種
正面からみて集めたゴミを見えないデザインにすることにより、本体を立てた時のデザインが損なわれていない。これならお客様がいても中身のゴミを見られにくいかな。



それでいて、横から見ると、しっかりと窓が大きくなっていてゴミの蓄積量がわかる仕組みに!


※ちなみに、上位機種のErgopower Plusは、余りにも派手過ぎるバッテリーの存在感が気になったようで妻に却下されました。(妻の意見も重要なのが家電選びナリ)



3) 使い勝手

まず、ヘッド部分から
回転ブラシの回転状況、ゴミのからまり具合などが上から見えるようにシースルーになりました。以前まで回転状況は見えなかったので、からまって回転が鈍くなるのは音で一次判断し、裏返して実情を確認。
これからは、使っている最中に判断できます。

さらにスゴイのはコレ。
ブラシを踏みつけてる足に注目!
この角がボタンになっていて、回転ブラシに絡み付いた毛くずをかき出して、吸い込んでいるのです。こんなの他社には無いでしょう。

実践したのがコチラ


回転ブラシ中央に数本の髪の毛がからみついてます。

そして電源ONのまま、かき取りボタンを5秒押すと
見事! 全部取れてます。

経験上、大量の絡み付く前に小まめに取り除くのが効率よいみたいですね。もちろん回転数の低下は吸引効率を下げることになりますから! 効率重視で経済運転したいものです。
これまでは分解洗浄系メンテが好きな私でも、複雑に絡み付いた長い毛を取るのはかなり難儀してましたので、助かります。


次に一番のキモのゴミケース部分です。



ワンタッチで本体から外したゴミケース。
できれば、ゴミは触らずにホコリをたてず、ゴミ袋に捨ててしまいたいものです。

まず、3つのパーツを分解する前に、センターにある紙フィルターの中心の棒状のものを、引っぱっては離します。(5,6回の動作で十分)
バネが仕掛けられた棒状の部分を引っ張って離すことで、紙フィルターの目に詰まった一番微細なホコリが、振動によってゴミケースの中に落ちていきます。


次にゴミ袋の中で、ゴミケースとフィルターを分離し、ゴミの大半を捨てます。

普通の作業にみえるかもしれませんが、ゴミケースを単体で本体から分離できる構造でないとこういった作業がとってもやりづらいのです。
(D社だと、本体から分離できずこの作業がやりずらいという判断で、D社購入を諦めました。)


つづいて、ゴミケース・フィルターの水洗いです。





ゴミケースやフィルターが洗えるってのがホント気持ちイイ〜〜!
え? それなら紙パック式にすれば面倒でないじゃんって?
紙パックは、常にホコリそのものがパック内に詰まった状態で不衛生だし、吸気効率が落ちていくのが精神的にイヤなんですよ、自分は。

最後にこの紙フィルターですが、前述のバネが付いた棒状の装置を上げ下げするだけで、
半分以上は落ちてしまいます。
しか〜も!コイツも水洗いできるのです。(裏技ではなくマニュアルにも明記してます)
今回は、まだキレイなので洗いませんでしたが、分解作業10回につき1回くらいの割合で洗浄してます。




4) 向上した吸気性能


充電池がかなり寿命に近い旧機種と比べてしまうのは正確な比較ではないのですが、
パワフルな回転音からして、相当吸ってくれるんでないかという期待を込めて比較テストを実施しました。

テストした場所は我が家の唯一のじゅうたん。毛足が長いんですよ。


それぞれの機種で、たたみ約1畳分の面積をじっくり2分かけて吸ってみました。

旧機種 (Ergorapido) 


おぅ、なんてこったい。
実はテスト前日にも掃除したんですが、カーペットってホコリ製造機なのね。

新機種 (Erogorapido Lithium)



じぇ,じぇ,じぇ! (≒WTF)
旧機種の3倍or5倍?くらい取れてる気がします。
写真には映り込んでいませんが、大きな粒状のゴミだけでなく非常に細かいゴミも拾い切ってます。これが他社よりもずば抜けてダストピックアップ率の高さを誇っている証拠なのでしょう。コードレスでもここまでできるという強さを実感しました。




充電量は、4段階表示。満充電すると全て消灯するので安心。
ああ、買ってヨカッタErgorapido Lithiumでした。


以上、世界一長い掃除機インプレ記事でした。

(最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます。何かご感想や質問などあれば誰でもお気軽に当コメント欄を使ってくださいませ〜)

2 件のコメント:

  1. うわーメンテしやすくていいですねーこれ。ブラシの毛とかも取ってくれるんですか!。ほんと掃除機の掃除ってかなり重要。そしてこのデザインかなり好きかも。今年もよろしくお願いします。

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    1. おおお、大変貴重な我が主夫友さん、今年もどうぞヨロシクです!

      ブラシロールクリーン機能、本当に効果あります。
      我が家も髪の毛ゴミが多いのですが、この機能を使うと、お世辞抜きに99%除去できます。(たまに1,2本しがみついている毛もあり)
      こまめに除去することが高回転を維持できるわけです。
      以前使用していた旧機種ではからみついた毛群をとるのに、ハサミやカッターを使っての格闘でしたからね。メンテ好きな私でさえも面倒くさくて半年に一度しか手入れできませんでした。

      あと、デザインね!(さすが目の付け所が同じ!)
      好みが分かれるのがデザインですが、私の場合なんといってもTitanカラーをふんだんに使用しており、それに合わせてビビッドなオレンジの刺し色というのが、まるでオーダーしたTitanフレームのようでとびっきりのお気に入りになってしまいました。

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